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2月, 2024の投稿を表示しています

懐かしい和紙の温もり、紙屋さんの家に生まれた方の話

  写真:大和市郷土民家園にて撮影 大和市泉の森にある郷土民家園。江戸時代後期から明治時代にかけて建てられた古民家が移築され、当時の暮らしを体感できる貴重なスポットです。 先日、ご利用者様と一緒に郷土民家園を訪れました。その中に、紙屋さんの家に生まれたというご利用者様がいらっしゃいました。 写真に写っているのは、民家園内の民家の室内灯です。和紙で作られた傘が優しい光を放ち、温かい雰囲気を醸し出しています。ご利用者様は、この和紙について、 「昔は障子や襖にも和紙が使われていたんですよ。紙屋さんは和紙を販売するだけでなく、破れた障子の張り替えなどもしていたんです。」 と、当時の様子を語ってくださいました。 すると、他のご利用者様からも、 「子供の頃、家の障子の張り替えを手伝ったことがあるよ。霧を吹いて全体を湿らせてから乾かすと、すごくピント張れるんだよ。」 という声が聞こえてきました。 和紙は、日本の伝統的な素材であり、暮らしに深く根付いていました。紙屋さんは、人々の生活を支える重要な役割を担っていたのです。 今回の郷土民家園での見学を通して、和紙の温もりや、昔の紙屋さんの仕事について、改めて学ぶことができました。 ご利用者様との会話から生まれた、新たな発見。 郷土民家園は、単に昔の暮らしを見学するだけでなく、そこで暮らしていた人々の息遣いを感じられる場所です。ご利用者様との会話を通して、歴史がより身近なものに感じられる貴重な体験となりました。 大和市郷土民家園 https://www.yamato-zaidan.or.jp/minkaen アクセス https://www.yamato-zaidan.or.jp/minkaen 大和市郷土民家園で、日本の伝統文化に触れてみませんか?

絵を描くこと、塗り絵、ちぎり絵:心と体を彩る創造的な表現

  絵を描くこと、塗り絵、 ちぎり絵は、 心身ともに健康で充実した生活を送るための、 素晴らしい芸術活動です。 これらの活動は、 創造性を発揮し、 自己表現を促進し、脳を活性化させる効果があります。 1. 絵を描くこと 絵筆や色鉛筆を使って絵を描くことは、色彩感覚や表現力を養い、創造性を発揮するのに最適な方法です。自由な絵画だけでなく、写生や模写など、様々なスタイルに挑戦することができます。 メリット 細かい作業を通して、手指の運動や集中力を高めることができます。 色彩感覚を磨き、感性を豊かにすることができます。 自分の思いや感情を表現することで、ストレス解消や自己肯定感の向上に役立ちます。 注意点 体力や視力に配慮し、無理のない範囲で取り組むことが重要です。 必要な場合は、拡大鏡や眼鏡などの補助器具を使用しましょう。 絵画教室やワークショップに参加することで、仲間と交流しながら楽しく学ぶことができます。 2. 塗り絵 塗り絵は、手軽に楽しめる芸術活動です。好きな絵柄を選んで、色鉛筆やクレヨンを使って色を塗ることで、リラックス効果を得ることができます。 メリット 集中力を高め、脳を活性化させる効果があります。 手指の運動や色彩感覚を養うことができます。 完成した作品を家族や友人にプレゼントすることで、コミュニケーションツールとしても活用できます。 注意点 細かい絵柄を選ぶ場合は、拡大鏡や眼鏡などの補助器具を使用しましょう。 色彩心理効果を意識して、好きな色を選ぶことで、よりリラックス効果を高めることができます。 3. ちぎり絵 ちぎり絵は、和紙などを手でちぎって、台紙に貼り付けて絵を作る芸術活動です。自由な形や色合いで表現することができ、創造性を発揮することができます。 メリット 手指を使うことで、脳を活性化させる効果があります。 細かい作業を通して、集中力や手指の運動能力を高めることができます。 和紙の質感や色合いを楽しむことができます。 注意点 ちぎった和紙を貼り付ける作業は、細かい作業が苦手な方には難しい場合があります。 糊の量や貼り付ける位置などに注意が必要です。 まとめ 絵を描くこと、塗り絵、ちぎり絵は、心と体を彩る創造的な表現方法です。それぞれのメリットや注意点に留意しながら、自分に合った活動を選ぶことが重要です。これらの活動を通して、充実した生活を送ら

青竹踏みで健康アップ!期待できる5つの効能と正しい使い方

  青竹踏みは、昔から愛用されてきた健康器具です。 竹の自然な刺激が足裏のツボを押し、様々な健康効果が期待できます。 青竹踏みで期待できる5つの効能 血行促進・デトックス : 足裏のツボを刺激することで、血行を促進し、老廃物の排出を促します。冷え性やむくみ、疲労などの改善に効果的です。 リラックス効果 : 足の反射区を刺激することで、副交感神経が優位になり、心身がリラックスします。ストレス解消や安眠効果も期待できます。 内臓機能の活性化 : 各臓器に対応する反射区を刺激することで、内臓の働きを活性化し、便秘や肩こり、頭痛などの不調を改善します。 免疫力向上 : 血行促進やストレス解消により、免疫力向上も期待できます。 足裏アーチの形成 : 足裏の筋肉を鍛えることで、足裏アーチを形成し、扁平足や外反母趾などの予防・改善に役立ちます。 青竹踏みの正しい使い方 裸足で踏み、足裏全体で竹の感触を感じるようにします。 最初は軽く、徐々に体重をかけていきます。 かかとからつま先まで、足裏全体をまんべんなく踏みます。 痛みを感じたら無理せず、力を弱めましょう。 1日10~30分程度を目安に行うとよいでしょう。 注意点 妊娠中の方や、足に傷や炎症がある方は使用を控えてください。 最初は短時間から始め、徐々に時間を延ばしていくとよいでしょう。 無理な使用は、足の裏を痛める原因となるので注意しましょう。 青竹踏みは、手軽にできるおすすめの健康法ですが、習慣にすることが大切ですので、デイランドユニークケアでは毎回の体操に取り入れて楽しく行なっております。

マイクを持って歌う!歌の効用

歌は世代を超えて愛されるエンターテイメントです。実は、歌うことは 健康増進や生活の質向上 に役立つことが様々な研究で明らかになっています。 マイクを持つことで、さらに効果がアップ マイクを使って歌うことで、声量が増し、周囲に聞こえやすくなるだけでなく、自信がつき、表現力も豊かになります。聴衆との距離が縮まり、一体感を高めることもできるのです。 マイクを持って歌うことのメリット 身体的な効用:  呼吸機能の向上、筋力強化、脳の活性化、ストレス解消 精神的な効用:  自信の向上、達成感、気分転換、楽しみ 社会的な効用:  コミュニケーションの促進、孤独感の解消、自己表現、エンターテイメント マイクを使って歌を楽しむためのポイント 体力や健康状態に合わせて無理のない範囲で行う 歌詞を覚えるのが難しい場合は、カラオケの字幕機能などを活用 喉の調子を整えるために、水分補給をこまめに行う 一人で歌うだけでなく、仲間と一緒に歌う 歌は最高のエンターテイメント! マイクを持って歌うことは、 心身のリフレッシュ だけでなく、 生きがい にもつながります。ぜひ、あなたもマイクを手に取って、歌の楽しさを味わってみませんか? 歌声で元気と笑顔を届けよう! マイクを持って歌うことは、自分自身だけでなく、周囲の人々にも 喜びと元気 を与えることができます。ぜひ、あなたのパワフルな歌声で、周りの人を笑顔にしてください! 大和市デイサービスのデイランドユニークケアでした。

「梅と鶯」のちぎり絵で、心をつなぐ一日

 今日は、「梅と鶯」のちぎり絵の様子をご紹介します。  春の息吹を感じさせる「梅と鶯」をテーマにしたこのちぎり絵は、スタッフが丁寧に描いた下絵から始まりました。 みんなで色の選び方や配置についてアイディアを出し合いながら、作品作りがスタート。ちぎり絵は、紙をちぎって作る日本の伝統的なアート形式ですが、そのシンプルさがまた、心を和ませてくれます。  特に、男性のご利用者様の中にはちぎり絵が初めてという方も多く、初めは戸惑いもありましたが、やがて皆さんの表情には笑顔があふれ、一生懸命に紙をちぎる手が動いていました。 色とりどりの紙片が一つの芸術作品へと生まれ変わっていく過程は、まさに魔法のよう。個々の表現が集まり、一つの大きな作品になることで、参加された皆様の絆も深まったように感じます。  この活動は、単にアート作品を作るだけでなく、創造性を刺激し、互いのコミュニケーションを促進する素晴らしい機会となりました。みんなで協力し合いながら一つの作品を完成させる喜びは、何物にも代えがたいものです。  そして、この心温まる活動の様子は、私たちのYouTubeチャンネルでもご覧いただけます。ちぎり絵のプロセスを追った動画の前編(https://youtu.be/xIWENHGf7b8) と後編(https://youtu.be/4zEEBmOXNWk) をぜひご覧ください。 動画を通して、私たちの施設での温かい雰囲気や、利用者様同士の交流の様子を感じ取っていただければ幸いです。  デイランドユニークケアでは、アートを通じて、ご利用者様一人ひとりの心に寄り添い、豊かな日々を提供することを大切にしています。 このほかの様々な作品もぜひ見にきて下さいね。→ 趣味の美術館 大和市のデイサービス、デイランドユニークケアでした。

ヒロコ先生物語(回想短編小説)

   昭和32年、ヒロコは地元の青森県弘前市にある、お寺が経営する幼稚園で教諭としてのキャリアをスタートさせました。お寺の幼稚園での勤務は、彼女にとって多くの学びと経験の場であり、地域の子供たちとの深い絆を築く機会でもありました。彼女の温かい心と優しさは、幼稚園だけでなく、お寺のコミュニティでも広く知られており、多くの人々から愛されていました。    そこで働いている間、ヒロコは何人かのお坊さんたちからアプローチを受けました。 彼女が暇そうにしているところを見計らって、園長さんが 「ちょっと、暇な人はお茶を運んできて」 と彼女を呼び、お茶を持って行くと知らない間にお坊さんとのお見合いになっているのです。  その後に、お坊さんからお付き合いの申し出などがありますが、彼女はそのお誘いを丁寧に断り、教育への情熱を優先させる選択をしました。この経験は、彼女の教育者としての強い責任感と自立心を示すものでした。    何年かのち、結婚を機に東京の蒲田に移り住みましたが、そこでもヒロコは幼稚園の先生として働くことにしました。彼女は津軽弁を話す青森の出身でしたが、蒲田の幼稚園で園児たちとの日々を過ごす中で、自然と標準語を覚えました。  彼女は後に、「園児さんたちから日本語を教わったのよ」と笑いながら話すことがありました。このエピソードは、言葉の壁を越えて子供たちと心を通わせるヒロコの優しさと柔軟性を表しています。    そこでは、高齢の先生がピアノ演奏を得意としていましたので、ヒロコは音楽に合わせて園児たちと踊ることで、楽しく体を動かす時間を提供していました。この活動は、園児たちの健康と運動能力の向上に貢献していました。    また、ヒロコはちぎり絵の才能もあり、子供たちの創造力を育てるために、特に男の子たちが苦手とするちぎり絵を丁寧に教えていました。    食育においても、ヒロコは園児たちのお弁当に嫌いな食べ物が入っていると、それを食べてあげて「うめぇ~」と笑顔で言うことで、子供たちの食の好き嫌いを克服する手助けをしていました。    ヒロコは、幼稚園教諭として、また一人の女性として、多くの人々に愛され、尊敬されていました。彼女の人生は、温かい心と強い意志、そして豊かな文化的背景を背負った、日本の昭和時代の女性の象徴とも言えるものでした。