泉の森 木漏れ日さんぽ日記
泉の森を歩くと、緑のアーチからこぼれる光がまるでスポットライトのように足元を照らしてくれました。
森の奥には、抱えきれないほど太いケヤキの大木。手を当てると、ごつごつした樹皮から長い年月の息づかいが伝わってくるようで、思わず深呼吸――木と一緒に時を重ねる感覚を味わいました。
ふと葉陰をのぞくと、小さな白い花が風に揺れているのを発見。
調べてみると「ヤブミョウガ」という名前でした。細い茎の先に下向きに咲く楚々とした花姿が可憐で、森のアクセサリーのようです。
ヤブミョウガ*ワンポイント見分け方
・笹のように光沢のある葉が互い違いに付き、葉脈がはっきり見える
・初夏~夏にかけて、白い三枚花弁が星の形に開き、黄色い雄しべが目立つ
・秋になるとメタリックブルーの実が生まれ、宝石のように輝く
木漏れ日、ケヤキの温もり、そしてヤブミョウガの小さな発見――短い散歩でも、森はたくさんの「はじめまして」をプレゼントしてくれました。
また季節を変えて訪れ、次の出会いを探しに行きたいと思います。
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