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ゴミひとつ落ちていない夢の国

ディズニーの生みの親ウォルト・ディズニーは
「ディズニーランドは『夢の国』なんだ。『夢の国』には絶対にゴミなんか落ちていないよ」
と言ったそうだ。

すごいと思うのは、その言葉を今も、世界各国のディズニーランドで、キャスト(アルバイトも含めスタッフ)全員が共有していることだ。

なんの予備知識もなく、ただ娘のためにディズニーランドに訪れた僕が、真っ先に
「ホコリひとつ見つからないなんて信じられない!」
「なんでこんなに隅々まできれいなんだ!」
「毎日何万という人が訪れて、それが何十年も続いているのに真新しさを保ってる!」

と、ただただ感動してしまったのだから。

ただ清掃のシステムやマニュアルに沿ってだけでは、ほとんどがアルバイトでしかも広大な敷地のディズニーランドで、ここまできれいで清潔にはならないだろうと直感した。
皆の心に清潔に関する共有がないと、ここまで徹底はできないだろう。

すべての来園者に夢と希望を与えるために、まず大切にしなければならないこととして、ごみが一つも落ちていない、完璧にきれいな場所を整えることを皆が共有しているようだ。

「ゴミ一つないきれいな環境をつくるには、キャスト一人ひとりが、ゴミや汚れに敏感でなくてはなりません。ディズニーランドでは、だらしなく、汚いことに無頓着な人の仕事は、よいサービスにつながらないと考えられているのです」
         人の心に魔法をかけるディズニーランドの教え/小松田勝 著より     

とのことだ。

キャストが清潔ということに敏感に。
キャストの服・コスチュームやゲスト(来園者)には見えないバックヤードでも清潔な環境を徹底しているそうだ。

もちろん、気持ちだけではなく、システムとしても「きれい」を維持するやり方が整っているのだろう。

ちなみに、ディズニーランドにもディズニーシーにも、広大な川や池などがあるが、閉園後に落ち葉一枚も残らないようにキャストが水の中にまで入って、すべてすくいとっている、とのことだ。
確かにYouTubeなどでディズニーランドの映像を一生懸命に目を凝らして見ても、落ち葉が見当たらない!

「ディズニーランドには、蚊がいない」と言われているのは、特別に蚊にきく薬をまいているからとかではなく、毎日きれいを保とうと手を入れているディズニーランドの川や池では、蚊の幼虫であるボウフラがわく隙もないからだそうだ。

何かと忙しい介護の現場ではあるが、大切な清潔ということへの取り組みとして、掘り下げて学んでいきたいと思う。

by kazu



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